韓国においては、建国当初の民族主義は「反日主義」一辺倒で、「日帝に対する闘争」を掲げることで民族の紐帯を醸成していっ。
韓国の朴正煕大統領は著書『国家と革命と私』で、次のような言葉を遺している。
「我が半万年の歴史は、一言で言って退嬰と粗雑と沈滞の連鎖史であった」
「姑息、怠惰、安逸、日和見主義に示される小児病的な封建社会の一つの縮図に過ぎない」
「わが民族史を考察してみると情けないというほかない」
「われわれが真に一大民族の中興を期するなら、まずどんなことがあっても、この歴史を改新しなければならない。このあらゆる悪の倉庫のようなわが歴史は、むしろ燃やして然るべきである」
朴正煕は独裁体制(維新体制)を確立すると、「国籍ある教育」を掲げ、歴史教育の目的として「民族の中興の使命を達成するための主体的民族史観」が謳われるようになった。また、一方で開発独裁による経済発展を推し進め、「漢江の奇跡」と呼ばれる飛躍的な発展を遂げることに成功し、韓国人が誇るに足る国へと成長していった。とはいえ、日韓基本条約における8億ドル(当時、無償分だけでも当時3億ドルで、現在の円換算にして1兆800億円に相当)にも上る莫大な賠償金をもとにすれば、「奇跡」と評するには大きな疑問が残る。
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朴正煕の死去後の1980年代から韓民族優越主義が台頭し始める。この頃、韓国の超古代史が綴られたとされる自称歴史書『桓檀古記』が、「活字として改めて出版」されている。。
その後、ソウルオリンピックや2002 FIFAワールドカップなどのスポーツ関係の祭典の挙行、OECDの加盟を通じて、韓民族優越主義を肥大化させていった。
飛躍的な経済発展、韓国系企業の海外進出などによって韓国の国際的地位は以前に比べ高まったが、韓国は大国の中国や日本に挟まれているため、欧米における韓国という国家のイメージやその知名度は他の2国に比べ高いとは言えない。韓国国民が先進国の国民であるというプライドを持つようになった一方で、欧米人が持つ韓国人に対してのイメージが低いことが矛盾を引き起こしており、それが韓国起源説に代表される独特のナショナリズムを加速させているとも言える。
日本語講師の中岡龍馬は、近年韓国でエスノセントリズム・韓民族優越主義(かんみんぞくゆうえつしゅぎ、??? ????)が台頭しつつあると主張し、これを朝鮮語で「我が国」を表す「ウリナラ」から、俗に「ウリナライズム(またはウリナリズム)」と呼んでいる[3]。この思想を持つ者は、「韓民族は歴史や文化や能力等で周辺諸民族よりも優れている」と主張している。
韓国では長い間、中国歴代王朝に事大の礼を尽くしていたことから[4]、韓国独自の事物は多くない。そこで、海外で評価の高い外国(主に日本)の事物を韓国が起源と主張している[5]。
「朝鮮の文明化は日本よりも時期が早い」という文化人類学的な主張の一般人への浸透
日本に対して優越意識を高揚させることを目的したものであるが、日本では一部の学者などを除き朝鮮と日本の文明化の早い遅いを考える者はあまりいない。なお、いつから文明化したと言えるかは定かではなく、正確な歴史は不明である。歴史は「中国→朝鮮→日本」という順番で始まったと考え、中には「日本があるのは朝鮮のおかげ」という歴史観も存在する。
在日認定の主張
韓民族の人物が国外のある業界で活躍すると「韓民族の優秀性が証明された」と盛んに喧伝し、中には偉業を成した外国人も勝手に自民族に認定している。
誇大妄想史観
「韓民族は北東アジアの覇者であった」という偽史を創作し、その定着を図っている。韓民族の活動した地域は「北はバイカル湖、南は沖縄」ということになっている。
韓国社会は肥大化した民族主義により単一民族国家意識が強く、またそれにより純血・混血という概念が根強く残っている。それが人種差別の温床となっており、国連の人種差別撤廃委員会(CERD)から度々勧告を受けている[6]。韓国では「混血者」や「コシアン(韓国人と韓国以外のアジア出身者の間に生まれた子)」という呼び方が存在し、国際結婚の夫婦の子供の11.5パーセントがいじめを恐れて学校に通えないという調査結果がある[7]。
外国人に対する差別意識は多かれ少なかれどこの国にもあるが、韓国人は海外で現地の国民を蔑視することが極めて多く、国際問題となっている。フィリピンセブ市では、韓国人経営の店で市長夫人を侮辱したことで韓国人が逮捕された。そのほかに外国人への差別意識が反映された事例として、ロス暴動(韓国人商店が襲撃された)やコレコレアの問題[8]が挙げられる。プレイ態度が尊大であるとして、北京市のゴルフ場では韓国人の入場が認められていないところがある[9]。
各国における類似思想
韓民族優越主義と類似したエスノセントリズムとされる例として、日本での五色人説に見られる「日本人は黄金人である」という思想や、欧米での白人至上主義、中国での中華思想、オーストラリアでの白豪主義などが挙げられる。